こんにちは、もっちーです!
艦船模型製の作術総ざらい2に続きまして、艦船模型製作術総ざらい1のレビューをしたいと思います。
総ざらい2の内容に驚き、総ざらい1も購入しちゃいましたw
それでは内容について紹介していきます。
表紙はこんな感じとなっております。もちろん総ざらい2と内容が被っているということはありませんので安心してください。
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目次は以下のようになっています。
第一章 舷側のディテール検証
・菊紋章
・アンカー
・フェアリーダ、ボラード
・系船桁、舷梯、応急舵
・舷外電路
・三角補強版
第二章 甲板上のディテール検証
・木甲板の材質表現
・リノリウム甲板と押さえ金具
・すべり止め金具
・アンカーチェーン
・ホーサ―リール
・運搬軌条
・通風筒
第三章 艦橋のディテール検証
・環境の窓枠
・水密扉
・ラッタル
・名人仕上げの艦橋に学ぶ
第四章 1/700キットの作例によるディテールアップ術
・駆逐艦「涼月」(ピットロード)
・戦艦「大和」(フジミ)
・軽巡洋艦「夕張」(タミヤ)
・空母「赤城」(ピットロード)
・練習巡洋艦「香取」「鹿島」「香椎」(アオシマ)
となっております。右ページにはスーパーディテールの戦艦大和の写真です。
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では、第一章から見ていきます。舷側のディテールアップとなっていますが、あくまでも水面から上のディテールアップのようで、フルハル向けのディテールアップではないようです。
実際の菊紋章は模型に比べると非常に薄く、屈曲していることが写真からわかります。
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プラパーツやエッチングによる菊紋章のディテールアップ方法が写真付きで説明されています。
僕は菊紋章を完成の祝福として最後につけてます。そこで愛艦模型に魂を吹き込みます。
あと、非常にマイナーな御紋章の再現方法も書いてます。すごい・・・
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このページではアンカーについて記述されています。写真のアンカーがとても綺麗に写っているので詳細がよくわかります。各メーカーのプラパーツアンカーを比較しており、人それぞれの好みで選ぶのに最適ですね。ファインモールド以外のアンカーもなかなかの精度であることが確認できます。
財布が厳しい方は他のメーカーのアンカーなんかがいいのではないでしょうか?w
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ボラードやフェアリーダ、プロペラガードなど、当時の資料を用いた豪華な説明がされています。
自作パーツ、プラパーツ、エッチングパーツといった人それぞれの好みに合わせた方法が書いてあり参考になります。
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空母のスポンソンを再現する方法などのページもいくつかあります。
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第二章からは甲板上のディテールアップ方法に話が変わります。
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木甲板の筆による村の再現や、最近流行っているレーザーカット済み木製甲板を使った方法なども書いてあります。塗装めんどくさくて僕は木製甲板を購入してます。この木製甲板にひと手間加えるとさらに見栄えが良くなるみたいです。ここは非常に参考になりました!
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リノリウムやアンカーチェーンのディテールアップ方法が書かれているんですが、当時の写真が非常にきれいです。模型がいかにデフォルメされているかがよくわかります。
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意外と重要ホーサ-リール。各メーカーのプラパーツが比較されています。自作する人が多いですが、プラパーツもなかなか多いので是非活用したいですね。
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お次は艦船模型最大の見せ場である艦橋です!艦橋で手を抜いたら全てが水の泡です。
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戦艦長門や大和、重巡高雄など、艦橋がとてもかっこいい軍艦写真のオンパレードです。
作例では扶桑型や金剛型の艦橋が取り上げられています。扶桑型の艦橋は高いだけにパーツも多いです。これくらいまで作りこんでみたいものです。
エッチングパーツに慣れてきた方は、プラパーツにも手を出してみるといいですね。プラパーツは自作ですのっで個性が出てきて楽しいですよ!w
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第四章では各軍艦の作例によるディテールアップの説明がされています。
目次でも説明しましたが
・駆逐艦「涼月」(ピットロード)
・戦艦「大和」(フジミ)
・軽巡洋艦「夕張」(タミヤ)
・空母「赤城」(ピットロード)
・練習巡洋艦「香取」「鹿島」「香椎」(アオシマ)
の作例が紹介されています。今後上記の軍艦を作る人がいるのであれば、非常に参考になると思います。
早速秋月型の涼月からです。
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冬月と涼月が比較されていて、艦橋や主砲付近の艤装などの違いが説明されています。甲板の塗装の違いも参考になります。
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次は世界最強の戦艦大和です。本誌の表紙を飾っているだけにディテールアップの説明はハイボリュームとなっておりました。ほとんど全部のディテールアップが書かれているのではないかと疑うレベルです。エッチングパーツからプラパーツまで使えるものはすべて使っているみたいです。
塗装前の写真が多いので、完成後ではわからない部分のディテールアップがよくわかります。
大和作りたくなってきましたw
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夕張のページです。ここでは主にプラパーツを使ったディテールアップが説明されています。プラパーツだけでここまで再現できるのかと感心します。
費用は安く済むけど技量と時間が必要となるので僕はエッチングパーツばかり使ってます。いずれはオールプラパーツでフルスクラッチを作ってみたいものです。
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赤城の紹介ページです。が、飛行甲板の補強材再現方法に重きを置いた説明となっています。補強材はエッチングパーツを使用するんですがかなりの上級者向けです。エッチングの取り扱いに慣れた人でも、飛行甲板の補強材となると厳しいものがありますね。なので、補強材に初めて挑戦するは非常に参考となるでしょう。
ただ、飛行甲板の塗装方法もしっかり説明されているので安心です。
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最近艦これで有名となっている香取型です。三姉妹を同時に比較した作例となっています。これは豪華ですw
艦これのおかげで模型界の香取型もエッチングや木甲板と追加のディテールアップパーツが発売されています。
三姉妹でも艦橋や艤装煙突が大きな違いとなるみたいです。
艤装煙突とは面白い。
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本誌の説明は以上となります。簡単な紹介ではありましたが中身は非常に濃かったです。読んでみればわかりますw
当時の写真も紹介しきれていませんが、どれも参考になるものばかりで見てるだけでも楽しかったです。
ずっしりと重いのはオールフルカラーのせいだと思います。お値段は軍艦キット一個買えるレベルですので、お財布と相談しましょう。
結論として
・素組から次のレベルに行きたい人や作る時間がない人には特におすすめ。
・中級、上級者はお金に余裕があれば買い
といった感じです。
それではまた~

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